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育成機関として機能していないJ下部ジュニア 03 [ジュニア]

では育成を徹底させればいいのか?と聞かれると答えに窮してしまいます。

勝利を優先するチームのキーワードは「リスク管理」です。
リスク管理を優先するためにポジションの適正より選手の意思に反してセンターバック起用されるケースも出ているのです。
そして失わないことが選手としての価値の最優先事項になります。

某街クラブの監督の話。
「J下部で教え込むリスク管理。あれが育成に一番駄目。子供、特に小学生は自由にやらせるのが一番良い育成方法だ。ブラジル人をみてみなさい。子供時代リスク管理を考えてサッカーしてると思いますか?ボールを自由に扱う楽しさを知って成長するのです。今自分勝手なプレーばかりに見える子も高校年代以降ちゃんとリスク管理は理解して実践するようになります。そのときに必ず差がでます。うちは勝利なんて求めていない。子供の育成を一番大事にしています。それが結果的に勝利に繋がるのです。」

なんかもっともらしいお言葉でした。

しかし、これもなんか違う・・・と違和感を感じたのも事実。

そのチームの試合を見ていると、全員が自分勝手にドリブルしている。
確かに全員ドリブルは上手に見えます。
3点取りましたが全てドリブルからのシュート。

でも5点取られて敗退してしまいました。

うーん・・・・この子達本当に自分勝手なサッカーしなくなるの?と正直思ってしまいました。

サッカーって11人で戦うスポーツだったような・・・

こういう育成方法を徹底しているチームの試合を見ると、J下部のほうがずっと理に適っている、とも考えてしまいます。


勝利優先だと育成とは言えない?、そうじゃないのかも、とか。
育成徹底?うーん、それが育成徹底なの?ただ自分勝手な選手を育てているだけじゃ?、とか。

もうわけがわかりませんね(笑)


(話も脱線気味ですし、つづくで次に繋いでいますが、正直どう話を纏めようか自分でもわけがわからなくなっているのは内緒です・・・)


J下部がビジネス的なのかも、とのコメントをいただきましたが(お返事できずにごめんなさい)、もし育成目的より商業目的ならば、ジュニアの人数を倍に増やして月謝を3倍くらい取ればいい、と思います。3万や5万くらい喜んで出す親はいっぱいいます。自分の息子がJの一員になれのなら喜んでね。
スクール全体で見ると商業的と思いますが、ジュニアやジュニアユースだけを見ると、明らかに赤字経営に近いと思います。たとえばジュニアの場合、コーチ3人とか4人(GKコーチ含む)の給料をジュニアメンバーの月謝では到底賄えませんからね。コーチはスクールも見ていますし、ジュニアだけの専属コーチではない場合がほとんどですから、トータルで利益を出すのでしょうけど。


またまた、つづく


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育成機関として機能していないJ下部ジュニア 02 [ジュニア]

前回の例をもってだけ、育成機関として機能していない、と言い切るのはさすがに無理があるとは思います。しかし、疑問を抱かせるのに十分な一例であると思います。

前回の話は実例ですが、ジュニアに所属していた3人がジュニアユースに上がれずに、少年団等に所属していた3人(ジュニアのれセクションに落ちた)が、ジュニアユースに合格した結果を招いたのは明らかにサイズの問題でした。落ちた3人は身長が140センチ前後、合格した3人は165~170センチくらい。

サッカーはフィジカルが時に強力にモノを言うスポーツですから、ある意味当然の選択なのかもしれません。

しかし、育成機関を名乗るならば、成長の早い遅いも考慮にいれて育成すべきでは?とも思います。でもこれ本当に難しい問題なのです。先の6人の例でいうならば、落ちた3人のほうが明らかに上手なんですよ。

J下部のジュニアユースは大抵全国で戦うような強豪チームです。そういう戦いの場で優勝を目指して日々頑張る集団という面もあってしかるべきです。育成機関としての面とそういう戦う集団の面、両立することは本当に難しいのかもしれません。

落ちた3人はそういう場で戦うにはフィジカルが足りません。いくら上手であっても20センチの身長差があっては戦う以前に吹っ飛ばされてしまうことも多いですから。

中学年代の3年間でそういう小さな子たちは大きく成長し最終的にはフィジカルの問題は解決する可能性を持っています。しかし、ジュニアユースが3年という期間である以上、セレクションする側は「子供の成長を待っている」わけにはいかないのかもしれません。

日本サッカー協会はユース以下は全て育成機関として位置づけていますが、我々はその言葉を鵜呑みにしてはいけないのかもしれません。クラブが子供を育ててくれる、などということはないのです。子供はどのクラブにいても勝手に成長して行きます。成長途中の子供たちが「戦わないといけない集団」において、どうしても切り捨てられる傾向にあるのは仕方ないことなのです。

育成機関と考えるから疑問が生じるのかもしれません。「戦う集団」と考えれば疑問の余地はなくなります。


以前書きましたが、ポジションの適正の問題。本来はFWタイプであるかもしれないのに、フィジカルが強いのでセンターバックをやっている子供のようなケースも、育成機関と考えるから疑問が生じてしまいます。勝つための集団と考えれば納得です。育成より勝利。

「勝つことによる育成もある。色んなポジションを経験することはとても大事な育成方法だ。」とは某J下部ジュニアの監督の言葉。


つづく

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育成機関として機能していないJ下部ジュニア 01 [ジュニア]

J下部のジュニアの育成能力については疑問を持たざるを得ないケースがかなりあります。

もちろん、数十あるJクラブですから優秀な育成組織も沢山あります。しかし、私の知っている限りでも育成とは名ばかりのクラブも現実に存在します。

一つ実例を挙げて説明します。
Aくん、Bくん、Cくんは某J下部のジュニアに合格しました。
甲くん、乙くん、丙くんは同じセレクションに不合格でした。

甲くんと乙くんはもともといた少年団にそのまま所属。丙くんは街クラブに所属。

3年間Aくん、Bくん、Cくんは週5日間J下部で指導を受けました。

甲くんと乙くんは基本週末の少年団で、丙くんは週5日間街クラブでサッカーを頑張りました。

3年後同ジュニアユースに合格したのは甲くんと乙くん、丙くんでした。AくんとBくん、Cくんは内定が出ずにジュニアユースに上がれませんでした。

これは一体どういうことなのでしょうか。
そのJ下部のジュニアは育成機関として機能しているのか甚だ疑問です。

もちろん、ジュニアからジュニアユースに進んだ子もいますし、たまたま例に挙げた3人が成長出来なかっただけかもしれません。
しかし、3年自分達で指導した子より他所が指導した子を合格させるのは一体なんなんだ?と思わざるを得ません。本当に育成してるのか?

いろいろな理由があるのでしょうが 、実際にジュニアからほとんどがジュニアユースに進むクラブがある一方、半分以上が進めないクラブがある現実を考えるとひとくくりにJ下部だからと育成機関として優れているとは言えないかもしれません。

つづく


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子供のヘディングについて01 [ジュニア]

随分としばらくぶりの投稿になります。
一旦書けなくなる(時間の関係で)とずるずると書きたいことがあって書く時間が出来てもブログアップすることから遠くなってしまうものですね。

さて、ヘディングについてです。
僕の子供は小学生時代、体が小さかったのです。首なんか僕の親指くらいしかないんじゃないの?くらいなもんで(笑)

数年前ヨーロッパで子供のヘディングの是非について議論が起こった事がありました。子供にヘディングさせてはいけない、という医師の提言からです。

曰く「バカになってしまうよ」です。

IQで5ポイント低下する、とか10ポイント低下する、とかの議論が巻き起こりました。
当時それを知った僕は息子に「ヘディングしなくていいぞ、バカになってしまうそうだ」と伝えました。
息子はヘディングは痛いので嫌いだったせいか喜びました。
そして小学校を卒業するまでヘディングをしない選手になってしまいした。

ヘディングは体が大きくなり首が太くなったら練習すればいい、くらいに考えていました。
ヘディングの衝撃はかなり大きいので息子の細い首ではその衝撃を受け止めきれず、ヘディングの度に脳を揺らしまくってしまうのではないか、と考えたからです。

詳しい数字は忘れたので興味のある方は検索してくださると助かりますが、大人であってもヘディングが年に2万回を超えるとIQが5ポイント低下する、という説も出てきます。
2万回なんてしない?
いいえ、小学生でもこの数を上回っている子は大勢います。
1年365日で年間300回練習したとします。一回の練習(試合)で70回ヘディングしたら2万1千回です。
毎練習毎にヘディング練習をするチームありますよね。
2人一組になり一人が離れた場所からボールを投げ、それをヘディングで返す。当たり前のように一人30回や40回なんて超えてしまうヘディング練習をしているチームは普通にたくさんあります。
子供のあの細い首です。大人で2万回でIQが5ポイント減るなら半分の1万回で10ポイント減ってもおかしくないんじゃないか?・・・・僕はそう考えたのです。

ヘディングをしない選手・・・・僕の息子はそういう選手でした。足元だけの選手です。

体が大きくなったらヘディングすれば良い、はサッカー選手として大きな間違いであったことに最近気づきはじめたのが今日の話です。

息子は現在、背も高くなり首もヘディングしても折れないな、くらいには成長しています。試合中普通にヘディングするようになっています。

しかし、下手糞にも程があるだろ!と突っ込みを入れたくなる始末。一向にヘディングが上達しません。
先日も2列目からクロスに飛び込んでヘディングするシーンが前半だけで3回もあったのですが、フリーなのに3回ともボールは枠にも行かず明後日の方向に・・・(笑)

怖くて目をつぶって打ってるんですよ。

そこではっ!!と思い出しました。ゴールデンエイジの話です。このブログでも以前書いたことがあったと思いますが、技術習得期間としてゴールデンエイジ(10歳~13歳くらいまで)に身につけておかないとサッカーの基礎技術は習得できないんだった・・・!!足元だけの話じゃないんだな、ヘディングも同じことなんだ、と。
息子はゴールデンエイジを過ぎた今、ヘディングが上手になることはないのか?
いやいや、頑張ってたくさんヘディング練習すればまだ間に合う!
まてまて、バカになっては困るよ!
それじゃこのままヘディング下手糞な選手のままか?

・・・・・・・・・・・

困りましたなあ・・・・・


続く

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ジュニアのセレクション 3 [ジュニア]

★5年生や6年生時からのセレクション

一般的には4年生からはじまるセレクションですが、5年生や6年生のセレクションを行ったりします。この場合のセレクションはチーム側の事情に大きく左右されます。

1 チームがFWの選手を追加補充したい場合
2 中盤の選手を補充したい場合
3 ディフェンスの選手を追加したい場合
4 新たな才能を発掘するため

大体以上ですが、1~3はその年ごとにチーム毎にそれぞれ異なります。
この辺りは運に左右されてしまうといえるでしょう。

チームの監督の意向が4年生からのジュニアのセレクションよりも大きく働きます。
5年生になった時点で実力的にはジュニアのメンバーと全く遜色なかったとしても、ポジンション(選手の特徴)が在籍メンバーとかぶってしまうと合格になりません。

こういう面からも、受かる受からないは運次第といえる部分もあるのです。

4の新たな飛びぬけた才能の子がもしいた場合は、例えかぶっていたとしても合格しますけど^^

ジュニアのセレクション 2 [ジュニア]

★自分の息子はめっちゃ強いぜ!というような場合

1 前回の(3)体が一回り大きくフィジカルでブイブイ突破して強いシュートを打つような子

2 背が高く運動能力がある子
3 足元の技術はあまりないけどフィジカルが強靭な子
4 ディフェンス能力が高いぜ!一対一でほとんど負けないぜ!

いくつかだぶっていますが。
前回の技術・スピード系に対してフィジカル系の子です。
こういう子は実はサッカーの技術があまりなくてもそのフィジカルの飛びぬけ具合によっては合格しやすい傾向にあります。
実際にサッカーを本格的にはじめて1年の子が受かったりしています。

例えばディフェンスにおける一番重要な技術=はね返す技術は足元のボールコントロール技術とは別の要素です。

こういうフィジカル要素に長けている子で精神面が強いと判断される子は強いチームを作るうえで非常に重要なパーツになり得ます。

ここでジュニアとスポーツ少年団との決定的な違いを一つ。
練習量です。
例えば4年生のセレクションに合格するとします。
それまでは少年団で活動していたとします。
大抵の少年団は週末だけ、土曜日週一回の活動というところも少なくありません。
平日夜も活動する町クラブもありますが、少年団と呼ばれるようなチームの練習量は4年生以降も週末だけという場合が多いと思います。
それに対してジュニアと呼ばれるチームは週5日ほどの活動をします。

ジュニアチームが強い最大の理由はここです。
そしてJ下部のジュニアを打ち破るようなクラブチーム(全日小全国大会に出てくるようなチーム)も練習時間はジュニアと同じレベルになります。

少年団に比べて圧倒的に練習量が多いのがジュニアということになります。
4年生の時点で上手な子をセレクションして、更に練習時間も多いわけですから強くて当たり前ですね。

そのことを踏まえてジュニアのセレクションに話を戻しますが、技術が足りなくてもフィジカルが飛びぬけていれば合格しやすい、と書いたのはこの練習量がポイントになるのです。

つまり3年生までは週一回程度の少年団の活動だった子は、その練習量からして技術的に不足するのは当然であり、技術的な弱さはあまり問題としないのです。

ジュニアのコーチはこう考えます。
これだけフィジカルが優れていれば、技術は入団してからの毎日の練習であっという間にレベルアップする。変なプレーの癖がない分伸びしろも大きい。と。

うちの子なんてリフティングも10回も出来ないのにジュニアのセレクションなんて無理!なんて思ってるオヤジいませんか?
もし、同学年の子の中でフィジカルが突出していて、足も速いのであれば受験させてみては?チャンスは十分ありますよ。

ジュニアのセレクション 1 [ジュニア]

ジュニアのセレクションについて少し書こうと思います。
子供に受けさせようかと考えてるオヤジさんの参考になれば。

★自分の息子はめっちゃうまいぜ!という場合。

大抵の場合所属している少年団や受けようとしているクラブのアカデミー(クリニック)等の練習や試合でドリブルが優れ得点を多く取る選手ですね。攻撃的なポジションに入る場合が多いと思います。
特徴としては
(1)足元の技術が優れている子
(2)足が速くてスピードぐいぐい抜くような子
(3)体が一回り大きくフィジカルでブイブイ突破して強いシュートを打つような子
(4)その他
ま、大体3までに当てはまると思います。

以前にも書きましたがこの3つに当てはまり、更に顔を上げてプレーできるならば合格はかなり高い確立になります。

顔を上げてプレーする、というのは、周りをしっかり見ながらプレー出来、パスの選択やドリブル突破の選択を正しく判断出来る、という場合です。

ただし、こういう子供の場合はライバルが多いです。特に1や2の場合はライバルが多いのでライバル達を上回る技術とスピードが必要です。

いくら上手であってもそういう選手を10人も取ったりしません。合格者を多く出すクラブの場合20名ほど取ったしても1のタイプの選手を3名、2のタイプの選手を3名といったところです。
合格者が10名ほどの場合は合わせて3~4名くらいのものです。

ジュニアのセレクションに落ちて親が怒るようなケースは大体このタイプで落ちた子が多いように思います。
小学生の場合は8人制なのでこういう前で使う選手はいくら上手でもライバルが多いのでちょっとした特徴の差やチームの監督の好みに左右されてしまいます。

クリニックなどでいくらかでもコーチと接したことある親の場合、注意して欲しいのは「口出し度」です。ほとんど例外なくJ系のコーチは過度にプレーに口出しする親を敬遠する傾向があります。コーチも人間ですからね。ぶっちゃけめんどくさい親と完全にコーチに任せてしまう楽な親を比べた場合、その子供が同じくらいの力量なら楽な親の子を選択します。まあ、親を知らないケースがほとんどと思いますのでその場合は関係ありませんが。

★自分の息子はめっちゃ強いぜ!というような場合

続く
タグ:ジュニア
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