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育成機関として機能していないJ下部ジュニア 05 [少年サッカー]

前回の話の続きですが、息子の話を少し。
息子は今ユース年代ですが、某高校サッカー部に所属しています。
何軍まであるのよ?というくらい大きなサッカー部です。
Jジュニアユース出身者がずらりのサッカー部です。

先日3軍とか4軍のゲームを見る機会があったのですが、上手な子がいっぱいいるんですよ。ドリブルとか見てるとなんでトップチームに入れないの?と思うような子。
よく観察してみると、トップチームやセカンドチームと何が違うってそれは顔を上げてプレーする時間です。
そこはやはりトップチームの子達は常に顔を上げてプレーしています。

息子との会話。「○○番の子(背番号です)上手いじゃん、なんでトップチームに入れないの?」
「何度か呼ばれたことあるよ。でも周り見れないからトップチーム入ると浮いちゃうんだよね。連動して動けないから、ボール持ったまま詰まっちゃうパターンになる。」
「なるほど。相手が強くなるとそうなるかー」
「相手のディフェンス強いとそんな簡単にドリブルできないよ。」ですと。

ま、そうなりますね。

余談ですが、トップチームのレギュラーにJ下部出身者は3~4人のようです。全部で20人以上いるにもかかわらずです。

そして先日そのトップチームで左サイドでレギュラーをはってる子が上がれなかったJユースと対戦したのですが、うちの高校が勝ちました。その子が左サイドで相手右サイドバックを翻弄したおかげで。
しかし、勝ちはしましたが相手Jユースの選手の質の高さも再認識させられました。


何が言いたいのかって、それは、つまり、やはり育成機関という言葉に惑わされてはいけないということ。育成機関とは、育成(年代の子供だちが成長するために一時期籍を置く)機関ということなんです。
それ以下でもそれ以上でもない、と私は思っています。

それでは、この話の最初は2015年の7月でしたがいったんこの話は終了します^^


時間かかったなあ(笑)


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育成機関として機能していないJ下部ジュニア 04 [少年サッカー]

話が途中のまま1年が経過してしまいました(@_@)

久しぶりにブログを更新しましょう。

育成機関として機能しているのか疑問を持たざるを得ないという話の続き。

色々書きましたが、結論としては組織に成長を期待してはダメだということ。どの組織に所属しても、その組織が息子さんを成長させてくれるのではない、ということ。これだけははっきり言えます。

J下部であれ、街クラブであれ、少年団であれ、部活であれ、プロでやっていけるような子はどこに所属していても結局はプロになります。

組織はその子の成長のきっかけや一助に過ぎません。


つまり僕らオヤジどもがあれこれ気を揉んでも仕方ないということですな(笑)

ただ、一つだけ成長に欠かせないもの、それは顔を上げてプレーするということです。
上の年代に行けば行くほど顕著になりますが、顔をあげてどれだけのことが出来るか、がとても重要になります。
プレースピードが上がれば上がるほど視線の上げ下げは難しくなります。そしてできる範囲が狭くなっていきます。

この一番大事な顔を上げてプレーすることを徹底して小学生年代から練習することが一番大事なのかな、と今は思っています。

周りを見る、ということがプレーにストレスを与える事がないように自然と常に周囲の状況に目を配ることが出来るようになること、それが一番大事なのかもしれません。

小学生年代でルーレットやクライフターンやヒールリフトとか駆使して抜き抜きの子供いますでしょ?
ブログ読んでくれてる読者のお子さんでもいると思います。
小学生年代が一番多いんですよ、こういう子。
中学生年代でもチラホラいますが、部活の子に多い。J系のジュニアユースにいくと激減します。
ユース年代にいくともう本当に少なくなってしまいます。

年代が上がればスピードが上がります。そしてそのスピードの中で周りの状況を確認してから、そういう技を繰り出すことは本当に難しいのです。Jリーグ見ても数えるほどしかいないのを見ればわかると思います。

そしてプロになる、ということはそういう子供がやる派手な技など全く必要がないということ。

大体プロでヒールリフトする選手なんてネイマールくらいしか思いつかない(^^)

つまりは、どこに所属していても常に顔を上げてプレーする練習を小学生のころから徹底していれば上の年代で上に行けるということなのかな、と思います。


続く

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視野を広げるために02 [少年サッカー]

次に1Dについて。

これはボール保持時に顔を上げられるかの問題です。
足元の技術が非常に重要になります。
ドリブル時、タッチしてから次のタッチまでの間に顔を上げ左右を確認する。
簡単に言いますが、難しいのです。
ドリブルが上手な小学生は大勢います。
しかし、そのほとんどがボールを見ながらでないと出来ません。
ボールから目を離すとコントロールを失ってしまううのです。
ドリブルをして数人かわしてから味方にパスが出来る子いますよね?
でもドリブルに入るとシュートするまでか、もしくは相手に取られるまでドリブルを続ける子もいますよね?
どちが多いでしょうか。
圧倒的に後者と思います。

どうやったら顔を上げられるようになるのか?

私は有効な練習法がわかりません。

ドリブル練習時にターンをするたびに顔を上げる練習を繰り返すしかないのかな、とか。
リフティング練習の記事にも書きましたが、ボールを顔まで上げ、その瞬間に顔を振る練習とかも有効かもしれません。

しかし、どういう練習をすればそれが出来るようになるのかイマイチわからないんですよ。
同じように練習しても顔を上げられる子はすぐに上げられるようになりますが、出来ない子はいくら練習しても顔を上げられません。

そこで思うのですよ。顔を上げてプレーすることの意味の理解の差かな?と。
前回書きましたが、一番大事なのは

視野を広く持つ=顔を上げてプレーするのは、次にどういうプレーをするのが適切なのかを判断するための情報を把握するための行為です。

これの理解ではなかろうか、と。

大人は分かってると思います。
しかし、果たしてお子さんは本当に理解できているのか?

理解していれば、子供自らが顔を上げてプレーしようと練習をすると思います。
言われなくても自分で顔を上げてプレーするための練習をするんだと思います。

まずは、やはり、理解させることが一番の練習ではないかと。


1Eについて。

小学生には難易度が高いので割愛します。そのうち書くかもしれませんが・・・


2と3について。

オフザボールについてですね。
これについてはそのうち書きたいと思っています。
図なしで説明するのは困難なので図を描く気力が出たときにでも書きます^^

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視野を広げるために01 [少年サッカー]

視野を広げる練習について

これが本当に難しい。
息子は特にこれと言って視野を広げる練習などはしていません。

やみくもに「周りを見ろ!」といっても子供たちは周りを見ません。
ボールを見ています。

視野を広く保ったままプレーするには一体どうしたらよいのか?
視野といっても
1、ボール保持状態での視野。
 1A、パスを受ける前
 1B、パスを受ける時
 1C、パスを出す時
 1D、フリーでボールを運ぶ時
 1E、競り合いの中でのドリブル時
 
2、味方の誰かがボールを持っている時

3、相手ボールの時

サッカーはその時々の状況により適切な判断を必要とするスポーツです。

視野を広く持つ=顔を上げてプレーするのは、次にどういうプレーをするのが適切なのかを判断するための情報を把握するための行為です。

私が一番大事だと思うのは、ここです。
これを子供達に理解させるのが一番大事であると考えています。

小学生の子供にとって、「状況判断が甘い」と言っても、実際なんのことか分かっていない子が大半です。
わかったような、わかんないような・・・・うん、なんとなくわかるよ、程度なんですよ。

1Aの時にどれだけ周りの状況を把握できているか?
1Bの時に相手選手がどの方向からどのくらいの距離でパスカットを狙って突進してきているのか?
この一連の状況をきっちり把握していたならば、トラップするときに相手にボールを取られる確立はぐーんと下がります。

このことをきちんと理解している小学生は実は稀なんですよ。

顔を上げてプレーするために、まず必要な事は、理解することかと思っています。

これを理解させるのにはビデオが良いと思います。
ボールを取られてしまったシーンを一緒に再生して見てみましょう。
パスを受ける前に顔を振って周りを見ていません。
見ていないので相手選手がどこからボールを取りに来るかわからず取られてしまっていることでしょう。
「こんな風に相手選手がボールを取りに来ることが分かっていたら、ボール取られなかったろ?」と。
ボールを受ける、ということは、受ける前に周りの状況を理解することまでセットであることを理解させる。
これが一番重要なのです。

「体入れて受けないから駄目なんだよ!」とか怒ってませんか?
それじゃ子供は上手になりませんよ。

それは、どこから相手が来るか把握した上での、テクニックです。

まずは1A,1Bをクリア出来る様に頑張りましょう!

そしてこれは1Cに直結します。1A~1Cまで一つの流れになります。
パスを受ける前に周りの状況を確認し、パスコースを探しておくことが重要です。
次に誰にボールをパスするかを決めてそこに出せる最適な位置にトラップはしなければなりません。

(フリーでボールが運べるのならドリブルする方向に)

トラップ&パスといってもこれを理解してやることが重要なのです。
実際はもっと複雑ですけどね。

これが小学校3年生の時点で出来れば体が小さくてもJ下部のセレクションに合格可能です。


つづく


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足元の練習02ドリブル編 [少年サッカー]

足元の技術練習その2、ドリブル編を書いてみようと思います。
今回も息子がやった練習の紹介です。

一番基本の練習として、マーカーやコーンをおいてのジグザグドリブルがありますよね。
息子の場合、マーカーを大体80センチ~100センチくらいの幅において

1、右足のみ、自由タッチ
2、右足のみ、2タッチ
3、左足のみ、自由タッチ
4、左足のみ、2タッチ
5、両足で自由タッチ
6、両足で2タッチ
7、両足でアウトサイドのみ

これを小学校時代は基本練習としていました。

ま、これはよくある練習と思います。
これが上手に出来るようになってから行ったのが応用編です。
マーカーの間隔をランダムにします。
ランダムに置くと途端にできなくなります。
マーカー間を50センチくらいにしたり80センチにしたり150センチにしたり。
これを上手にクリアしようとすると次のマーカーを確認しながら行わないといけないので
自然と視線が上がります。
同じ間隔でも少し左右にずらしたりとかすると難易度は更に上がります。

この練習が上手に出来るようになったからと言って
これが試合ですぐに有効になるわけではありませんけど。

ただし、ボールの扱いはかなり上手になると思います。

試合で有効にするためのドリブル練習としては距離を伸ばすことが有効と思います。
マーカー間の距離を3M~5Mとします。ゆるやかにじぐざぐに置きその外側を回るようにします。
これをまずはボールなしで全力疾走させます。
そしてそのタイムを計ります。例えば10秒だったとします。
「ボールなしで10秒なのだから、ドリブルで12秒が目標な!」
本当の理想は10秒ですね(笑)ま、無理ですけど^^
重要なのはスピードを保つこと。
マーカーをターンする際ミスっても良いからスピードを落とさないこと。
ミスったらマーカーを飛ばして良いから今のおまえの全速力でやれ、と。
この練習は今でもやっています。

ユーチューブなどでドリブル練習を見ると、短い間隔で左右にジグザグドリブルするのばかり出ますよね。
しかし、試合でそのスピードでドリブルすることはありません。
全速力で走っているときにボールを扱えないと意味がないのです。
このドリブル練習はかなり有効と思います。

これにジグザグの間隔をめちゃくちゃにしたり、極端に左右に振ったりして更に難易度を上げると良いでしょう。
角度が急な場所はクライフターンなどでクリアするように練習したりとか。
いくらでも応用が利く練習法と思います。
一人でもできますしね。

視野を広げる練習も紹介したいと思いますがしばしお待ちを^^

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足元の練習01リフティング編 [少年サッカー]

今日はコメントを頂いた中で足元の練習方法のご質問があったので
リフティングの練習・・・・一人で出来る練習の代表的なものとして・・・・のみに限定してお話したいと思います。
主に息子が小学生時代にやっていた練習です。

効き足のリフティングが1000回も出来るのでしたら(通常のリフティングが自由に行えるようになったら)、今度は上げる高さを変えるリフティングが良いと思っています。うちの息子はそうしました。腰まで10回、胸まで10回、顔まで10回、頭の上50センチくらいまで10回、というように10回ずつ同じ高さのリフティングをしてから更に高さを上げまた10回、という風に行います。それを今度は10回ずつ下げて行きます。ポイントは同じ高さで10回上げること。なかなか難しいリフティングと思います。

1000回もリフティングが出来るなら、通常のリフティングを毎日1000回なんてする必要はもうないと思います。

インステップで出来るようになったら今度はインサイドで、次はアウトサイドで。という風に。
それが余裕で出来るようになれば、今度は胸や顔まであげてボールが上がっている一瞬で顔を上げ左右を見るリフティングなども良い練習と思います。

自由に高さを変えられるようなリフティングが可能になれば、止まった状態でのトラップ&パスは自由に出来るようになっていることと思います。

止まった状態でのコントロールは意外と簡単なものです。問題は動きの中でボールをコントロール出来るようになるかどうかです。

では、リフティングでそれをクリアするための練習が出来るか?可能です。

まずは歩きながらリフティングが出来るようになること。
だんだんとスピードをあげ小走りで出来るようになればベストです。
それが出来るようになったら、ボールを頭上前方に高さ3~4Mくらい上げダッシュしてトラップからそのまま落とさずにリフティング。それを繰り返す。前方斜め、横など色々な方向に蹴り上げ、だんだんと思い切りダッシュしながらでないと届かないようなボールをあげ、トラップ&リフティング。

走りながらのトラップが上手になります。またパスも上手になっていると思います。

息子は小学生時代は全部は出来ませんでした。最後の高く上げダッシュしてトラップ&リフティングは1~2回成功しても続かない状態でした。なかなか小学生で今日上げたリフティングを全部出来る子はいないと思います。
毎日やれば1~2年でクリア出来る様になるかも、です^^

最初の高さを変えるリフティングも小学生にはかなり難易度が高いと思います。2~3回胸の高さに上げてもその次はきちんと胸の高さに上がらないと思います。この練習をする前に私はそういえば手伝っていましたわ。最初は1Mくらい離れた位置から息子の足元にボールを投げてあげ、それを息子が私の胸にきちんと返す。きちんと胸に返せるようになったら2M、3M,5Mだんだん離れて距離を長くしました。それをインステップ、インサイド、アウトサイドと左右両足で出来るようになるまでやりました。仕事が早く終わったりしたときにはこの練習をよくやっていました。

息子がやった練習を思い出しながら書きましたが、如何でしょうか?
サッカーの基本であるトラップ&パスにはとても有効な練習と思います。

ドリブル系の練習はまた今度にでも。

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スーパーな小学生をもつオヤジどもへ [少年サッカー]

小学生年代において成長が遅いためにフィジカルで吹っ飛ばされる子も体の成長とともに、その吹っ飛ばしていた子と逆転することはよくあることです、という趣旨の記事を以前書いたことがあります。

今日は逆の立場から、つまり、小学生時代スーパーな子について少し書きたいと思います。

当ブログを読んでくれているオヤジどもの中にスーパー小学生をもつオヤジどもいませんか?そのオヤジどもにひとつアドバイスを勝手にさせていただきます。

私が知っている小学生時代にスーパーだった子は何人かいますが、そのままスーパーなまま成長した子がほとんどいません。A君の例。彼は小学生時代当県の県トレセンのキャプテンまで務めた経験のある子です。彼の名前をグーグルに入れると輝かしい小学生時代の経歴がずらずら出来てきます。

B君の例。某J下部のキャプテンをジュニア時代からジュニアユースまでずっと続け、年代別日本代表にも選ばれた逸材。小学生時代他のお父さん連中は彼のことを皆怪物と呼んでいました。

私もB君は将来プロになり日本代表に呼ばれるような選手になるだろうと思っていました。
A君も少なくともプロになるであろうと思っていました。

彼ら二人に共通するのは小学校時代に既に170センチ近い身長があったこと。小学校時代フィジカル負けしたことはおそらく一度もないであろうということです。

小学校時代であれば、こういう子はスーパーな選手になれます。

A君は現在180センチ近くありますが、非常に細身な体型です。ユース年代のためフィジカルで勝つことはできません。今後筋力トレーニングで強くなる可能性はありますが、小学生時代のように輝くのは非常に難しいと私はみています。某高校で控えはおろか、1軍にも入れない状況です。

B君は身長が中学以降ほとんど伸びずに170センチちょっと。身長はほぼ止まってしまった様子。ジュニアユース時代はそれでもフィジカル的優位があったのでナショトレ常連でした。U15あたりからだんだんと怪物ぶりは影を潜め、現在ユースにすすめずに某強豪校に進学。

二人とも、小学校時代のフィジカルサッカーをそのまま続けた結果、フィジカル的優位を失った途端に普通の選手になってしまいました。

ま、まだこれから盛り返す可能性は十分にありますが。

今日言いたいのはそういう小学生をもつオヤジに一言。小学生時代にフィジカルサッカーをしていたら、もっともっと技術を磨くように指導すべき、ということです。そんなフィジカルサッカーばかりでは駄目だよ、と。

1対1の局面でフィジカルで相手に勝った場合、足元の技術で勝てるように練習するように指導すべきと思います。
せっかくスーパーな子として活躍していてもフィジカルサッカーをしていれば、必ず限界が来ます。

プロの試合、Jリーグなどで、フィジカルで勝ち続けてスーパーな選手いますか?
いません。

断言しますが、ゼロです。

フィジカルサッカーが通用するのは小学生の間だけなんです。(中学時代もある程度は通用します)

ボールキープする際に体を入れてキープする。これ自体は立派な技術です。これが出来れば小学生時代は十分通用します。しかし、本当に体を入れる技術なのかよく考えてください。ただ単に体が大きく強いから小さい子に無理やり体をねじ込んだだけではないのか?と。

本当の体を入れる技術とは、相手の状態を把握した上でボールを相手の足の届かない場所に絶えず動かし置くことで自らの体をスクリーンにして壁をつくることだと思います。それを瞬時に行うことです。無理やり体をねじ込むなんていうのはプロでは通用しません。これを可能にするのは顔を上げてプレーすることが前提で、その上にどこにボールを動かすかの判断のスピード、そしてそれを瞬時に行う足元の技術、そして体の向きを瞬時に変える技術です。

実は、小学生時代体の小さい子はこれをやろうと必死に練習するんです。でも体の大きな子はこの技術を習得しようとしないんです。無理やり吹っ飛ばすようにねじ込めばキープできちゃいますから。

コーチも親もそれを、さすが強いな、と賞賛します。

バルサの選手なんてみんな小さいけど、彼らからボール奪うの不可能だっていうくらいキープ力ありますよね。彼らは無理やり体ねじ込んでキープするようなことしません。



せっかく小学生時代スーパーな選手でいられるフィジカルを授かったのなら、フィジカルを鍛える練習に時間を割く必要がないんですから、その分足元の練習をもっともっとすべきです。小さくて上手な子いませんか?そういう子に負けない足元の技術を身につけるように親として徹底的に指導するべきと思います。

フィジカルサッカーを続けていくと必ずそれが通用しなくなる時がきます。私は今まで見てきた子供たちからそれを痛感しています。

もちろん、足元の技術や判断力などフィジカル要素ではない部分で活躍しているスーパーな子のオヤジどもはそのまま成長を見守ればよいと思いますが、もし、フィジカル要素のみでスーパーな活躍をしている小学生の子をもつオヤジがいたら、例えそれがプロの卵といわれるJ下部に所属していたとしても、お子さんのサッカーを見直すべきと思います。

よけいなおせっかいではありますが・・・・



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子供のヘディングについて02 [少年サッカー]

前回の続き

困りましたが、解決策が思い浮かびません(笑)

地道に練習するしかないことは分かってるんですからね。
しかし、大きくなったとは云え、まだまだヘディングを受け止める首の太さではありません。ヘディング練習を強化させたくないという気持ちも親としてあるのも事実です。

ヘディングの危険性が本当のことなのかどうかは、はっきりとは僕にはわかりません。
以下は僕の個人的な見解ということを最初にお断りしておきます。医者ではないし学者でもないので信用度などはまったくありません(笑)

ヘディングによる脳へのダメージはかなり個人差のあることではないかと考えています。
頭蓋骨の内部形状や頭蓋骨を支える頚椎の形状・強度などにより、ヘディングの際の脳へのダメージは全然違ってくるのではないかということです。更に頚部の周りにある筋肉の強度・発達具合により脳へのダメージは個人差が非常に大きいのではないかと考えられます。
頭蓋骨の内部形状なんてものは外から見えないですし、あくまで推測ですが、外から見た頭の形が人それぞれであるのでその内側の形状・・・つまりは脳を受け止める入れ物・・・も人それぞれ違った形状の筈です。
具体的にいえば、後頭部が絶壁状の平らな人間(幼児期枕なしで仰向けで寝かされていた子供の頭)と後頭部が後ろに丸く膨らんでる人間(西洋人に多く、うつぶせ寝をさせて成長した子供の頭)では、前方からの衝撃の際にかかる脳へのダメージが全然違ってくると思うのです。

頭蓋骨の形一つとっても受けるダメージは違うのであろうと推測できるので、これに頭の重量、それを支える頚椎の骨の強度、形状、筋肉の強度など様々なタームが複雑に関係してくると、全く影響のない人間と非常に影響を受ける人間がいてもなんら不思議はないのではないかと思うのですよ。

ボクサーでもパンチドランカーになってしまったボクサーとなっていないボクサーがいます。
現役時代にもらったパンチの数の差か、なんて単純に考えていましたが、それだけではないのかもしれません。

駄目なら駄目、大丈夫なら大丈夫とはっきりわかることなら話は簡単です。
しかしそうではなく、あくまで推測の域を出ない話ですし、危険性があるかもしれない、という話なので親としては判断に迷うところです。


もし、息子が影響を受けるタイプの人間なら?

皆さん、怖いでしょ?
実際にヘディングのしすぎによる脳挫傷でイングランドでサッカー選手亡くなっていますし。

亡くならないまでも、馬鹿になっちゃったら?
たださえバカなのにこれ以上バカになっちゃうのかよ!!
とかね(笑)

笑い事ではありません、はい。

プロになれたとしても引退後の長い人生下がったIQで生きていく?
なれなかったら、ただヘディングのしすぎでIQが10ポイント下がったバカとして生きていかないとならない。

親としてはいろんなこと考えてしまいますよね。

ナイキも言ってるじゃん、リスク上等って!
いやいや、リスクの意味が全然違いますね(笑)

「大丈夫だよ、ちょっとくらいヘディングしても!それにもうヘディングしてもそんなに痛くならないし!今度はヘディングでちゃんと決めれるように練習するぜ!」
「おまえバカになったらどうすんのよ?w」
「大丈夫だよ、これ以上悪くならねーってw」

うーん、確かにw
息子君は、もうオレがとやかく言う年齢ではないな。


ただ、小学生年代の細くて小さい子がガンガンヘディングするのを見るとやっぱり心配になってしまいます。



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持ちすぎるな [少年サッカー]

良く試合中などで、「持ちすぎ!!」と声をかけられる子いますよね。
大抵ドリブルして相手に突っかけてボールを失った後にかけられる言葉ですね。
その際良い位置に味方がフリーでいた場合などコーチの声には更に怒気を含みますね(笑)

小学生などの年代では、この持ちすぎ!って怒る指導に私は少し疑問を持っています。
もちろん、自陣やセンターサークル付近でこれをやると私も思います、そこでドリブルしてどうすんだよ、と。
ケース・バイ・ケースではあると思うのですが、バイタルエリア内からの攻撃ではどんどん仕掛けさせて良いと思うんですよ。

日曜のウルグアイ戦見てたときも凄く感じました。香川がいないと仕掛ける選手がいない。ゴール前で仕掛けるということはリスクを冒すということです。リスクを冒すということは、言ってみればギャンブルです。賭けに勝てばビッグチャンスなんですよ。

代表に仕掛ける選手がいなくて淋しいと思うのは私だけではないはず。

やはり子供のころから仕掛けることを否定されながら成長した結果か?などと思わないこともなかったり。

まあ、代表の試合で仕掛けて失ってカウンター食らって失点ばかりしていたら、間違いなくもう代表には呼ばれなくなりますけどね。
そして私も、てめーは仕掛けるんじゃねえよ!どうせボール失うだけなんだからよ!などとテレビに向かって怒声を浴びせてるかもしれません(笑)

しかしですよ?ジュニア年代においてはどんどん仕掛けるということをさせるべきです。だって育成なんですから。3回に1回しか成功しないとおそらくコーチは怒ります。でも、続けさせることによって3回に2回になるかもしれない。4回に3回になるかもしれない。そして、仕掛けるべき時と仕掛けるべきでない時の判断力が養われるかもしれない。

ここが今日言いたい一番のポイント。

判断力の向上って、失敗を繰り返すことによって養われるものではないのかしら?

ジュニア年代ではこの判断力の有無が選手として大きくモノを言います。最初から判断できてる才能のある子も現実にいるんですけど、やっぱりこの判断力を養うための失敗を大きな目で見守ることが育成にとってはとても大事なんじゃないだろうか。



うちの息子に、「おい、なんであのケースで仕掛けなかったんよ?あのボランチ抜いてサイドに出せばどフリーだったやんけ」
「1点勝ってるのにそこでオレが失ったら同点になっちゃうよ、あのボランチ強かったもん」ですと。
ま、もうジュニアユース年代なので息子が正しいのかもしれませんが、どうしても心の中で出てしまうオヤジの言葉。

根性ねーなあ、戦えよっ!!

いや、うん、息子君が正しいのはわかってるんだけど・・・最近大人ぶったサッカーばかりして見てて面白くねーよ
まだガキなんだからどんどんリスク冒せよ!、と。

もう小学生ではない息子には言いませんけどね・・・

でもさ、ナイキも言ってるじゃん、リスク上等!って。



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サッカーの試合は発表会じゃないって。 [少年サッカー]

先日私の後輩に、息子のチームを変えようと思ってるんですよ、と相談を受けました。
話を聞いてみると、現在のチームは全日小などの予選のような大きな公式戦以外は選手全員を試合に出すチームとのこと。
彼の息子はトップの選手なので中盤に力のない子が入ると思うようなプレーが全然出来ません。
そして彼の息子は本気でサッカーを頑張っているサッカー小僧です。
もともと現在のコーチは試合(ローカルなカップ戦も含めて練習試合以外の)には力のある子供だけで臨む方針だったそうです。点数差が大きくなった場合には頑張っている子を数人交代させるレベルだったそうです。

それが今年の4月から入ってきた子の親のクレームで変更を余儀なくされるような状況になったようです。もともと試合に出られない子供の親たちも不満を持っていたようで、その親の「公平に出せ!」というクレームに乗っかり始めます。親は公平に当番をやってるんだ、子供も公平に試合に出すべきだ、との主張だそうです。

まあ、よくある話ですね。

このブロクは「本気で頑張ってるサッカー少年を子供に持つ親バカどもに捧げるブログ」です。
当然、こういう親を私はクレーマーと考えます。
遊び程度にサッカーをやってる子も本気でやってる子も同じ扱いをして良い訳ないのです。

運動会の徒競走で順位をつけない学校がある、という話を聞きますね。(ホントか?)
曰く「順位付けは差別につながる、公平に扱わないといけない」とかw

それなら学力テストも廃止しなきゃいけないし、受験も廃止しないといけない。
大学まで全て地元の公立大学で行きたい人は全員入学オーケーとかねw
通信簿自体廃止!w

ばかばかしい。

ピアノの発表会と一緒にしてはいけないんですよ。サッカーの試合は発表会ではないんです。
もちろん、ピアノを真剣にやっている子にはきちんとコンクールがあります。
サッカーの試合はこのコンクールと同じなんです。
このコンクールに出せ!とクレーム入れてるようなもんです。

で、その後輩にどうアドバイスしたか?
まずはコーチと話せ、と。
その結果「全員出す」という方針を変えられない場合は、移籍しろ、と。
以前にも書きましたが、ゴールデンエイジってたった3~4年です。
その大事な期間に明らかに成長を阻害する要因があるならば、親はそれを取り除いてあげることが大事です。
下手な子であろうが全員出すチームより上手な子だけしか出られないチームにいるほうが絶対に成長できます。
例え、そのチームでは他の子が上手で試合に出られなくても、です。
試合に出るために必死に練習し競争の中に身を置く事になれば、発表会しか行わないチームよりずっと成長できるのは明らかです。

とはいえ、発表会しか行わないチームがあっても良いと思います。
楽しくサッカーしよう!も大事なことですしね。

しかし、スポーツって勝つために、試合に出るために、必死で練習する。
その必死に練習して頑張ることがその子供の将来の糧になるのだと私は思います。
サッカー選手になるわけではない、ごもっとも。
それでも必死に練習に打ち込むことが一番大事なんですよ。


公平に全員試合に出す?・・・サッカーの試合は発表会じゃねえって。




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