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トレセン、セレクション事情 02 [トレセン]

今回は中学生年代のトレセン事情について少し。

トレセンに、例えば100人程度受験したとします。
合格者は40人とします。
誰が見ても受かる子10人と誰が見ても落ちる子10人は問題ありません。
問題は残りの80人です。この中から30人を選ぶわけです。
誰が見ても受かる子10人は第一回で書いた1.2.3の条件を完璧にクリアしている子です。
この子たちに大人の事情が入り込む余地はありません。

参考
1 スピードが優れている子。そしてそのスピードでボールを扱える子。
1a スピードはなくてもドリブル技術の優れている子。
2 トラップとパスの技術が秀でている子。
3 顔をあげてプレーできる子。


小学生年代では1と3や2と3をクリアしていれば地区トレセンには合格できると書きました。
この条件をクリアしている小学生は残り80人の中でせいぜい30~40人だからです。
しかし、中学生年代になると残り80人のうちほとんど80人が1と3や2と3をクリアしています。
それぞれのクリア達成度に多少の差がついているかどうかというレベルです。

そこでフィジカルや勇気などメンタル面、戦術理解度や声を出しているか、など小学生レベルではあまり問題になっていなかった項目が重要になってきます。
そういう項目で差が付く上位10人は合格圏内に入ります。

中学年代で問題となるのは残り20人の合格者をどう判定するか、です。
セレクションといってもゲームを数本するだけで判定できるのか?
上位20名は判定できますが合格者の下位20名はどうやって?
数本のゲームだけで実力を正確に把握するのは困難です。
困難というか、、、無理ですね。

そこに見えてくるのが大人の事情です。

はっきり言って明らかに大人の事情が介在しています。
有力クラブの選手が合格しやすいといえます。
中学生の場合は部活動の選手もセレクションに参加していますが、
同じ力であれば間違いなく、そして多少力が劣っていても
有力クラブの選手が合格します。

当県では某クラブチームの選手が地区トレセンと県トレセンで各年代全てで10~15名も受かっています。そしてこのクラブチームのジュニアユースの監督は県のトレセンの監督でもあります。

部活動から受かっている子は誰が見ても受かる子10人に入っているような子です。
数人しかいないのが現状です。
中学年代でトレセンで活動したいのならばクラブチームが絶対に有利です。
ボーダーラインにいるレベルの子ならば、HPなどで「トレセンに何人合格してます!」
などと謳っているチームがおすすめです。

上位20名に入るような誰が見ても上手な子はどこでサッカーをやっていても受かりますが、
そうでないならば有力クラブチームのコーチの推薦がモノを言うのです。

小学生年代ではあまり起こらなかった現象な気がします。
とはいえ、多少の大人の事情は小学生年代でもあると思いますが。
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